産めないも産みたくない、産まないと決めている人にとってみたら無関係、むしろそこに税金投入はずるいな、とか思うかも。
でも冷静に考えると、ヒト1人が平均して生涯に3億円稼ぐと言われているなら、数千万の納税をすることになる。
つまり子供は将来的にその税金を生み出してくれるドル箱ということになる。
子供への投資がずるい、と思うならこんな風に少しドライな考え方をすると納得感があるかもしれない。
私自身、3人子供がいて。
産んだ理由は色々あるけどその理由の一つに「このまま少子化が進めばこの国はゆっくり沈んでいく。ならば産める体の私はその一助になりたい」だった。
ありがたいことに不妊に悩むこともなく望み通りに妊娠し、特に問題なく妊娠経過を辿り出産、健康優良児を3人産んだ。
ところでこの頃は「異次元の少子化対策ー」だとかキャッチコピーがニュースで大々的に流れる程にこの分野が盛り上がっている、
だいぶ世間と政治が少子化対策に向かって前向きな雰囲気なっている気がするが、ほんの10年前にはこんな雰囲気などなかった。
まるで「産みたければ産めば良い(自己責任)。ただし支援はある程度するがその中で生き残れ。こちらはどうしても産んでほしいわけではない」と上から目線で言われているような。
何年にも渡って長期で育休取得するなどは正気の沙汰ではないような雰囲気だった。
インフルエンサーやNPO、メディアが盛り上げてくれたおかげでぐっと進んだのはほんのここ数年だろう。
私は今は育休中なのでほぼ納税はしていないけど(連続で産んだので何年も納税免除されている)、子供3人×3億円=9億のお金を生み出したのだからプラマイプラスだ(たぶん)。私の今の納税免除は必要経費であって、それ以上のリターンをもたらしている。私は素晴らしい。と思うようにしている。
というか普通に考えて、晩婚化、高齢出産の割合が増えるなか(当然母体や胎児のリスクは上がる=生涯産める人数に限りがある&障害をもつ子供が産まれる可能性が高まる)、医療リソース、財源を最低に抑えつつ(不妊治療や妊婦特有の疾患は皆無)、健康優良児を3人産んでいることのなんと尊いことか。
こんな感じである意味最大限振り切った思考で開き直って?何年もサバイブしてきたわけだが。
これからはそんなことで無駄に神経をすり減らすことなく堂々と好きなタイミングで子供を産み、じっくり腰を据えて育てたい人にはその金銭的支援が拡充されることを願う。