8月27日日曜日、地域の小規模だが、この夏最後の盆踊りがあった。
今日は各地で最後のお祭りイベントだったかもしれない。
8月25日〜南越谷阿波踊り
8月26日〜高円寺阿波踊り
それも今日がフィナーレだ。
阿波踊りはやっぱり同じ「盆踊り」の類とはいえ別格だ。
「各々なんとなく踊っている」状態では決してない。
各々「魅せる」踊りを、練習鍛錬を積み本気で踊るのだ。
アーケードやホコテン、桟敷席と言う「ステージ」を魅せる踊りで魅了する。
阿波踊りも昭和の時代、かつては地域のいわゆる「盆踊り」と大差なかったと言う。
それが昭和後期〜平成にかけて観客が飽きない、喜ぶ構成を練ったり踊り方を試行錯誤してみたり、さらには衣装、最近ではSNSに凝ったりと。
それぞれの連(グループのこと)のカラーがよくわかるよういい意味で差別化を図っているようだ。
SNSの存在は大きく、【推し】の連や連員個人のおっかけが老若男女、元気な人もそうでない人でもできるようになった。
私のように小さな子がいて人混みの中なかなかお祭りにいけない連中でも、SNSがあれば触れられるのだ。
そうしてまたふとしたタイミングで新たな【推し】に出会ったりする。
伝統芸能は数あれど、こんなにもブランディングできた地域の盆踊りはあるだろうか。
阿波踊りは何十年もの間、旧態依然のやり方を見直し続けてきて今=今の時代の人に受け入れられているのではなかろうか。