ラジオ歴史3年。初めて聴いたラジオ番組

毎日四六時中ラジオを聴いている。

と言ってもラジオを聴き始めて3年ほど。

ラジオリスナー界隈では当たり前の、学生の頃から毎晩オールナイトニッポンを聴いてました!的なのは無い、まだまだビギナー。

 

でももし、学生時代にラジオを知ってしまっていたら毎日忙しかっただろう。

勉強に部活に友達に。ラジオ。

ラジオに割く時間が欲しくてどれか疎かにしていたに違いない。

危なかった。

学生時代にラジオを知らなかったのはある意味良かったかもしれない。

まさか自分がこんなにも毎日ラジオを聴くようになって、むしろラジオが無いとダメな体になるとは。

 

本格的に聴き始めたのはコロナ禍始まってしばらくしてから。

初回の緊急事態宣言から数日後に生まれた真ん中の子と年子の上の子をワンオペ育児していて基本的に近所の散歩とその他は毎日家,

好きなところへも行けず閉塞感のなか0歳と1才と対峙して頭がおかしくなりそうだった時。

朦朧としていてどうやってradikoに辿り着いたかさえもわからないけど、radikoアプリをダウンロードしてよくわからないまま適当に番組をタップした。

 

初めて聴いたのが確か「ニッポン放送」の

「あなたとハッピー」。

朝8時から11時ごろまでやっていたと思う。

垣花正さんのいつでも明るく落ち着いた口調、森永卓郎さんの一貫してひょうひょうとしたノリに思わず笑って聴いてしまった。

 

 

その後きっと何か別の番組を聴いたが忘れた。

 

夕方、子どもがお昼寝から起きてくるタイミングでもう一度radikoを立ち上げた。

チャンネルは朝のニッポン放送のままで、その時やっていたのが「辛坊二郎zoomそこまで言うか!」。

15:30〜17:00、平日帯の生放送ワイド番組。

辛坊二郎といえば関西にいた頃よくテレビで見かけていた。関東では見かけることは無くなっていたがラジオ番組にいたんだ。

めちゃくちゃお喋りが上手い、というかあの時テレビで話していた時と全然印象が違って驚いた。

テレビは「ウェークアップ+」の印象が強い。

週末朝やっていた番組で、辛坊二郎は殆ど笑わずキリッとした表情。論客に質す内容が切り込んでいてさらに真顔、鋭い視線であって見ていてヒヤヒヤした。

 

ところがラジオの辛坊二郎は全くの別人みたいに、冗談もギャグも皮肉もユーモアたっぷりに話すし、おそらく台本は無いだろうに専門知識が話が流れるように出てくる上にそれがとてもわかりやすく噛み砕かれて説明される。

 

育児に追われた私は日々のニュースもまともにキャッチできてなかったし、それについて深く考えることもできていなかったんだな、と辛坊二郎の番組を聴いて分かった。

それから、そもそも育児中に真面目にニュースをキャッチするのに映像や活字は難しい。

耳からもらおう、となったのだった。