久々に発揮した突破力

ママ友ができた。

おそらく私よりも10才かそれ以上年上。

なぜかと言うとそのママは上は高1、下は小1の5人きょうだいのママだから。

 

うちの一番上と学年こそ被らなかったが、幼稚園の行事を通じて仲良くなった。

仲良くなったと言うより、一方的にこちらがそのママに感銘を受けてファンになったからお近づきになりたくてその後お下がりを貰えるとか、彼女と関われるチャンスを掴みに行ったかたち。

 

はじめに感銘を受けたのは、去年幼稚園で開かれた

子育てサロンと銘打った保護者のみ参加の勉強会。

内容はアンガーマネジメントとか育児の悩みとか、

よくあるテーマのワークショップだった。

 

そのワークショップでは年少〜年長までまぜこぜに5人1組でグループになり、同じグループになったのが彼女。今思えば運命の出会い。

 

ワークショップでは保護者の親睦を深めるのも目的であるから、いくつかテーマを挙げられて、それについて10分程度保護者同士で話し合う。

 

テーマに「最近あったイライラしたこと」があった。

夫が話を聞いてくれない。

子供が何度言っても同じ間違いをする。

兄弟げんかが絶えない。

口が悪い。

 

たくさん出ていた。

 

彼女は、少なくとも15年以上専業主婦で、その年数分、子育てのエピソードがある。

最近あった家庭でのエピソードをとてもユーモラスにわかりやすく、人が聴いていて場面を想像しやすいように論理的に話してくれたのだ。その時は次男が思春期特有の反抗をしていて、対応した話。

「あなたがやってきたことは両親がちゃんと見てるし、いいことは評価する。他人と比べるな。あなたはあなた。そのかわり、反抗するならそれなりの対応させていただきます。」

「なぜ悪かったか、なぜ怒られたか、わかっている?なら説明してみて。怒られるのが嫌だからやらないなら意味ないよ」

と。

長男が高学年で反抗期のときは「反抗期、思春期やってるんです か?まあいいけど、私もその態度にはそれ相応の対応しますので、 覚悟を持って反抗期と思春期を楽しんでやって下さい」と。

「息子のあなたにヘコヘコする気はいっさいありません!」って

したらわりとすぐ落ち着いたと。

 

正直、会社でも彼女のようにわかりやすく人に話せる人に出会ったことがない。

 

もっともっとエピソードが聞きたくなって、だけど子供の迎え時間やイベントで会えることも少なくてそんなチャンスもなくて。

 

今回一番下の子が卒園したからお下がりをくれるとのことで連絡を取り合うようになり、メールで家庭運営、夫婦の話、子育て方針、生い立ち、たくさんたくさん聞くようになった。

 

我ながら、普段は主張しないけど、ここぞという時の突破力というかチャンスを掴みに行く度胸は評価したい。