戦いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

私はジェーン•スーさんのファンだ。

 

もともとスーさんを知ったのは一昨年、年子育児育休中かつコロナ禍2年目混沌とした日々を過ごしていた頃。

子供の叫び声を遮断したくて片耳イヤホンで音楽を聴き、次いでradikoでラジオも聴き始めた。

有楽町、NHK、浜松町、と適当にまわして流しで聴きつつ、TBSラジオにチャンネルを合わせてみると、ちょうど正午ごろの名物コーナーである「お悩み相談」で、スーさんが芯を食った回答をしているときだった。 

ながら聴きをしていたつもりが、完全に耳を傾けて聴いていた。

確か、私と同年代の方からの相談で、私と同じようにキャリアと家庭との狭間でどちらに軸足を置けばいいか迷っている、みたいな内容だった。

まるで私のことかと思って真剣にスーさんからの回答を聴いた。その内容はほぼ忘れてしまったが、「まずは、あなたは頑張ってる。おつかれさん」「全てを同時に手に入れることはできないよ。でも、今あなたは確実に得るものはあるよ」的な事を仰っていた気がする。

 

「自分のやっていることに自信を持とう。今はやれることを頑張ろう!」と前向きになれた。

 

スーさんは本当に論理的で、達観していて、決して上辺だけで相談に乗りはしない。だけど、相談者さんをスパッと切り捨てるのではなくて、諭してくれる。背中を押してくれる。

 

スーさんも人間なので日によっては厳し目だったりハイテンションだったり。

 

「私なんかー

「どうせー

 

的なネガティブな相談に対して

そんな事ばかり言って尻込みしている暇があったらなんかやってみな!とりあえず進んでみやがれ!てお尻を叩かれる感じな日もある。

それがまた爽快で心地いい。

 

それからは毎日ほぼ欠かさずお昼11〜13時はこの番組で固定だ。

 

そんなスーさんの新刊

「戦いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」が発売された。

 

 

まだ読んでいないけど、昨日はスーさんがその本の解説交えたインスタライブをしてくれていてリアルタイム参加した。

 

野球選手がいなければ野球をする人はいない。大スターじゃなくてもいいから、身近に「あぁ、私もこうなりたい!」と思える人が1人でも多くいることの重要性について語っていた。

それは本当に私も最近よく思う。

 

それに環境が大事。

例えば高校のクラスメイト中9割が大学進学をする環境なら当たり前に勉強に励み大学を目指すように。

 

育休中の今、私は会社員としての感覚は消え失せつつあるが、そのかわりに幼稚園ママ達(専業主婦)に囲まれていて、育児に全振りするとは何たるかを身に染みて感じている。

たくさん子供がいても、ひとりひとりに時間をかけてしっかり向き合い、絶対に子どもには伝わるからと諦めないママがいる。この人が私の今の目標。

実際、彼女の子供達は本当に素直で可愛くてカッコいい。その仕上がりをみたら私も彼女のように真剣な子育てがしたくなった。

 

環境といえば、幼稚園ではクラスの半数以上が3人以上子供がいる家庭。

あ、なんだ。子供3人って普通だ。と錯覚する。

そして我が家は3人目が誕生したのだから、環境は本当に影響する。