そして、バトンは渡された

以前、本屋大賞に輝いた「そして、バトンは渡された」という作品。

ずっとこのタイトルは頭の片隅に覚えていて、いつか読みたいと思っていた。

この度映画化されるとあって、やっぱり今だ、読まなければ!と奮い立ちお得意の「図書館予約」にて借りてきた。

本屋大賞にノミネートされたり大賞に選ばれたりすると一気に本屋では前面に展開され、図書館予約は何十人待ち状態となる。

我々「図書館予約組」は予約難民。

 

しかし映画化のタイミングは普通、大賞受賞からタイムラグがあるので予約しやすくなっている。

しかもたくさん借りられると見越して図書館側にも多く在庫用意がある。

予約をしにログインして検索してみたら文庫版が空き。うん、ちょうどいいタイミング。

 

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上の子ども2人を20時までに寝かせ、末っ子はおんぶにして2時間×2日ほどで一気に読み切ってしまった。

 

本裏表紙に載せている導入の設定からすると「あぁ、不幸な物語なのかな」と普段林真理子宮部みゆきに慣れ親しんでいる自分は先入観を持って勝手に暗くなる。

 

実際はそんなことなく。

こんな優しい世界があったっていいよな、読了後の多幸感に包まれる感覚ってやっぱり大事だ。と再認識した。

 

そうだ、私は有村浩だって大好きだった。