自治体の保健師さんに救われる

私の住む自治体は、一才半検診、3歳児健診と保健所で受ける。

そのタイミングで保護者の様子もみて、危なそうなママがいたら別室で話を聞いてくれることもある。

 

私がまさにそう。

一人目が一才の頃からコロナ禍が始まった。

これから夫が強迫性障害かのように過剰に感染対策を強要し自由に外出もできず制限された育児をしてきた。

帰宅後は全身服を洗濯(屋外は例外、公園ならシャワーなしOK、大人だけで5分以内の用事…コンビニ支払いなどであればシャワーなしOK。ただし必ず部屋着に着替えなければならない)、頭から必ずシャワー、郵便物を触れば手の消毒、購入品はすべて消毒。

今でも続いている感染対策だ。

 

精神的に参っていた状態で上の子の3歳児検診の際、ただ事でない状態だったらしい。

保健師さんが二人来て、別室で私の話を聞いてくれた。

勝手に涙が出た記憶がある。

 

自治体の弁護士相談や女性センターを紹介してくれた。

それからは私に保健師の担当者がついた。

 

自治体でよくあるのが、「助けを求めたられたら手厚い」ということ。

役所は基本的に申請制なのだ。

 

以降もう3年近く、担当者は一度変わったが変わらずたまに連絡をくれてよくしてくれる。

 

今回数ヶ月ぶりに育児のストレスと体力の疲労蓄積で限界がきて爆発した。

夫に訴えても「ダメな母親、育児不適合者認定」されるだけだった。マザコン夫は母親に私の悪行を伝え、また追い詰める。

いつものことである。

 

保健師さんに連絡してみる。

自分から電話をかけたのは2度目。

ただただうんうんと話を聞いてくれて落ちついたところで、実際に会いにきてくれるという。

早速翌日には朝、近くの公園で会う予定をしてくれた(夫は家に人をあげるのは絶対NG、屋内もいい顔をしない。屋内から帰宅したらシャワーが必須なので面倒)。

 

翌朝9時、夫は在宅で真ん中を見て、末っ子をベビーカーで連れ出し公園で1時間半、おしゃべりをした。

 

自分の母くらいの歳の女性の方だから話していてとても気安い。

 

思い切り話して最後別れ際、「これ知ってる?」と出してくれたチラシがあった。

 

「ヘルパー制度」

→1歳までの期間限定で1時間300円でヘルパーさんを頼める。

「リフレッシュ等を目的としたベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)」

→東京都になるが、長いところだと9歳まで。24時間365日ベビーシッターの利用費用を補助してくれる。

 

「誰かと一緒に公園行くとか、大人とおしゃべりしたいからってことで頼んだまたいいんだよ」

 

保健師さんの言葉でハッとした。

そんな使い方、思いつきもしなかった。

 

私は誰かと話したかった、一人きりじゃなく、誰かと一緒に育児をしたかったのに。

目の前がパッと明るくひらけた瞬間だった。