残暑、はいつまで使える言葉なのか。
というか残暑はいつから使えるのか。
9月中旬にさしかかっていてもなお、真夏日。
東京は33度予報。
一応、朝晩は涼しく感じる日が増えたが、昼に向かってぐんぐん気温が上がっている(ここで7月〜8月の「ガンガン気温が上がる」よりはまだマシ)。
この1週間の気温の感じは懐かしい。
私が子供の頃、軽く30年近く前の夏休みはこんな感じだった。
あくまで四国の気候の話だが、朝早くラジオ体操の始まる時間はとっても涼しくて「涼しいうちに宿題やっちゃお!」という感じだった。
ここで「涼しいうちに宿題やっちゃいなさい!」ではない。なぜなら我が家は誰1人として私の宿題に口出す人がいなかったから。
常に自発的に宿題はやったていたタイプ。
だいたいドリル系の自分1人でできるものは夏休みの早朝、遅くとも午前中に毎日こなして7月終わりまでに終えていた。
午後からはそれなりに気温が上がって28〜30度。一番新しい記憶だと小学生中学年、プールセットを自分で用意して近所の町民プールに自転車で行き夕方まで遊んでいた。
あの頃、プールに足をつける瞬間は冷たかったことを覚えている。
この頃の夏の気温なら確実に冷たいはなく、ぬるいだろうと思う。
夕方になって遊び終わったら帰宅。
自転車で漕ぎながらうける風が程よく冷たくて気持ちよかった。
涼しいのは「夕方だしな」と思っていたと思う。
今年の夏休みの夕方に「涼しいな。夕方だしな」なんて思ったことは一度もなかったなと思う。
9月になってやっと、この気温に昔の夏休みの記憶を思い出すなんて。
夏の暑さ、将来の気候については色んな見解がある。
例えば「本当は毎年こんなに暑いわけではない」、「今年は台風にフェーン現象と色々重なって余計に暑い」、「とはいえなだらかに毎年暑くなっていく」など。
専門的なことはわからないが、「来年も今年と同じだけ暑いですよ」と確定されていないだけまだいい。
来年の夏休みはどうだろう。
今年は「ラジオ体操」の時間も、「夕方に郵便を受けに玄関の扉を開けた」時間も、息苦しいほどの暑さだった。それも連日。
少しでも、朝夕「涼しいな」と思える日があるといいのだけど。