9月1日が関東大震災からちょうど100年だったのはニュースやラジオやテレビの特集で知った。
100年という節目に新たな防災訓練が追加されるとかあるのだろうかと思っていたら、やはりあった。
一つめは幼稚園の「引き取り訓練」。
11時に幼稚園の連絡専用アプリにメッセージが届くので、その内容を確認して指示に従うと言うもの。この引き取り訓練は毎年あって、去年は「災害が起きた想定で11:30になったら家を出る」という指示を事前に連絡のお手紙で知っていて、それに従った。
今年はまず「11時になったらメッセージを確認してください」とだけ事前に言われていて、従う。そしてメッセージを確認すると「11:30になったら家を出てお迎えに来てください」という謎解きスタイル。
もう一つは会社の「安否確認」。
育休中なのでわざわざ参加する義理もないがケータイに自動音声がかかってきて、音声に従ってボタンで回答するだけなので参加した。
会社の人事や育休担当はこの安否確認の参加の必要性をグレーにしているようで、産休前のガイダンスで「安否確認に参加すること」など一言も記載がなかった。
会社を「育児休業中」なのだから当たり前なのだけど。
育休中の者に会社の業務の一環である「安否確認訓練」に参加させられる法的根拠があるなら知りたいが。
この会社の訓練、今年は毎年の安否確認に加えて「専用アプリ(サイト)にてメッセージを確認が回答」も追加されていた。
一応、その専用サイトにてメッセージを確認しようとしたが、メッセージはどこにも見当たらなかったので回答せずに放置しておいた。
すると9月4日から数日して部内の人事から一斉送信で「メッセージ回答をしていない人へのリマインド」があった。
「まだ回答していない方はお願いします。部署の回答率100%を目指します」ともあった。
BCCなので誰に送ったかわからないが、回答をしていない社員番号自動抽出で機械的に送っているのは明白だった。
「育休者にも同様、適当な仕事ぶりだな」という印象。
早速そのメールを送った担当者に「安否確認は音声配信で回答済み、メッセージはやり方がわからなかったのでできていない」とお詫びのメールをした。
育休中の者からこの内容が送られてくる意味。
嫌味を含んでいたが向こうは気付いただろうか。
返事は「育休者は毎日会社からの連絡を見ているはずかないので今後は対応を考えます」だった。
今度、復帰した時にでも暇つぶしに人事に問うてみよう。
「安否確認は業務ですか?」
「育休中でも当然のように安否確認をし、それを回答率に含めるのは問題ではありませんか?」
と。